pp.359-372 6. 理知的行動
ここでは、生徒を観察する方法として16の方法が紹介されていた。
というのは、
生徒が成長している証拠を見出す最善の方法は、子どもをよく観察することだ。(p.359より)
自分自身を振り返るとトレーニングを受けていないこともあって、授業参観も、そして授業中の子供達の観察も、一体どういう点に注意して見ていけばいいのかがずーっとわからずにいた。例えば、教員の初期の頃は、元々高専では授業参観するというのはなかった(いつの頃かは忘れたが何年か前からはそういう期間や参観後の検討会を実施することに高専としてなった(はず))ので、他の先生の授業している姿だけを見ていた。板書の仕方とか単元の進め方とか、どういうタイミングで問題演習させているかとか。しかし『学び合い』に出会った後は、教師でなくて子供達を見るようにまず視点の位置が変わった。したがって立ち位置も教室の後ろでなくて、中盤か黒板の横かになった。
今日読んだ範囲では、何を観察すればいいかという問いに対して、16のヒントをあげている。その中で自分にとって印象に残っているのは、3番目の「理解と共感を持って耳を傾ける」、5番目の「メタ認知」、7番目の「質問し、問題を設定する」14番目の「相互依存的に思考する」のところだった。
冬休み以降の授業や残り少ない教員生活の期間(最大で4年)に活かせるといいなあ。