復活!高専数楽通信

高専で『学び合い』を実践しているものの備忘録です。

「学習する学校」一人読書会(11)

pp.167-176 「推論のはしご」の続き:主張と探求のバランス

 

二人、あるいはもっと多くの人数での話し合いの時、ある前提から推論を重ね、一定の結論を得ようとするときの方法についての話だったように思う。

 

その時の自分の主張と相手の主張に対する探求の仕方について、

どういったことに取り組み、一方それに対する話し方が表になって数ページ掲載されている。

例えば、1つだけ例を挙げると、

「攻撃的でない言葉遣いをする、特にこうしたスキルに慣れていない人に対して注意する」には、「何が言いたいのですか」「証拠は何ですか」という代わりに「あなたの考えがよくわかるように言い換えてもらえませんか」とある。

 

こういう言い回しは自分はほんと苦手で、一つ一つが参考になるのだが、果たしてトレーニングを積めばできるようになるだろうか?

 

ところで学園祭2日目。天候も昨日と違って晴れて、気温は少し暑かったかもしれないが学園祭らしい雰囲気が出ていた。今年は実行委員会のメンバーがいいのか、結構細部に渡って工夫を凝らしているなあと思わせるものがあった。例えば、高専の校舎は初心者には迷路のようになっているが、複数箇所にその場所の近くの教室の名前や催し物の名前などの大きな地図(模造紙の)が壁に貼られていたり、終了時刻10分前には、それらしい音楽を流して、企画の終了を促したりである。今までにはなかったことでちょっと驚いた。

 

一方、校舎内は土足であるせいで、結構階段など汚れや埃、ゴミが落ちていたりするが、来場前に掃除しようということはなかった。人手がないのか、そこまでは目が行き届かなかったか。

 

何はともあれ、今は学校内が静かになり、学生たちも帰宅したようだ。