復活!高専数楽通信

高専で『学び合い』を実践しているものの備忘録です。

「学習する学校」一人読書会(16)

pp.210-216(昨日pp.206-210も込めて)システムの基本 フィードバックの性質

 

昨日読んだ部分も含めて記録に留めます。

昨日の部分は、幻が生む交通渋滞というタイトルの部分で、渋滞学として知られている内容でした。交通事故でもなく、渋滞する原因についての記述があり、その構造が学校システムと類似しているとの指摘。そして「あなたの学校に最も大きな影響を与えている構造は何か」という問いかけがあり、「さて勤務校では何かな?」と考えてみましたが、皆さんのところはどうでしょう?うちの場合は、管理職と平教員との間の意思疎通を図る機会がほぼないところかな。(実はあるけど、自分が知らないだけかも)こういう話題については色々な人と非公式でおしゃべりしたいものです。

 

で今日の部分はフィードバックについて。何やらキーワードらしきものが出てきた。

システム・ダイナミクス

ジェイ・フォレスター

自己強化型プロセスとバランス型プロセス。

自己強化型の方は、良い循環であれ悪い循環であれ、終わりなき成長は存在しないと締め括られ、

バランス型の方に例として、毎年行われる年度末の成績評価の会議のことが挙げられていた。つまりある粘土で点数(試験の成績)だけで成績をつけて良いものか?という疑問・意見がおき、次年度でその対応策がおこなれたとしても、今度は学生側から成績評価(点数の)がないと大学進学に困るという意見が出てゆり戻しがあり、そして元に戻ってしまう。これを繰り返すという話。バランスが働いて、一方へふれると今度は逆方向にふれる、その繰り返し。メトロノームのような感じかな。