月曜日なので線形代数2コマと基礎数学1コマ。
今回は中間試験返却とその後の授業です。
線形代数では、行列式の章に入りました。使っている教科書では1.1 として2次、3次の行列式、1.2 n次の行列式に分けて進められますが、私は1.1と1.2を同時に扱います。n次の行列式の定義を基本にして、2次のad-bc、3次のサラスの方法で出てくる形を導き出し、4次以上ではサラスの方法になるようなものができないことを説明します。
なぜかというと、
1)行列式に限らないことですが、定義を重要視しない学生が多すぎること
2)シグマの記号が苦手な学生が多いこと
です。
基礎数学の方は三角関数の章は終わり、残りの章「図形と式」に入ります。タイトルにあるように図形に関する問題を扱うのに、図示しないで問題を解こうという不埒な学生がいるので、今回に限らずことあるごとに図示して考えるように言います。
今回の単元に線分を内分するという内容があったので、ここでも内分する点の座標を覚えようとする学生が出てくるので、ついでに外分についても扱いました。「m:nに外分する」という意味がわかれば自分で公式を導けるはずだからです。内分にせよ、外分にせよ図示して考えるようになれば問題は一気に易しくなるからです。
このように教科書から逸脱するようなことも時々やっています。