復活!高専数楽通信

高専で『学び合い』を実践しているものの備忘録です。

「学習する学校」一人読書会(21)

pp.250-266

 

3 正当で、安全で、学びたくなる何か

ここでは5つのディシプリンを教室に取り入れたある教員のエピソードが書かれてあった。自己マスタリー、メンタルモデル、チーム学習に対してどのように用いたのか紹介されているが、その中でも

1)メンタルモデルとしての「推論のはしご」

これなら普段の授業でやっているものだと思ったが、正しいだろうか。つまり私は学生に質問するときに、「どうしてそうなるの?」という問い方をすることが多い。すると学生側として、まずAが前提としてあって(仮定)、なになにを使うとBになり、さらにCだから結論としてDが成り立つという具合だ。このようにstep by stepで進むことでいいなら、普段からやっていることだ。

2)チーム学習

ここには、

「私が目標として掲げていたことは、教室にダイアログの環境を生み出すことだった。」

とあったので、まさに私もそう思うところではあるが、『学び合い』の考え方の授業であればこそ、目指せる姿なのではないかと思った。

 

今回はこんなところで。