復活!高専数楽通信

高専で『学び合い』を実践しているものの備忘録です。

授業雑感

今日は後期から受け持っているクラスの授業だった。いつものように20分程度解説した後、演習の時間になったが、しばらくして学生たちに聞いてみた。前期に習った数学の先生は、問題がわからなかったらどうすればいいのかって説明したかい?と。

 

すると1つのクラスの方は、特に言われていないけど、隣近所で相談していても黙認しているということ、もう1つのクラスのは、わからないときは先生に聞くことになっているらしいと。

 

幸いこの授業では隣近所のみならず、席を離れても相談して良いし、黒板には解答例が貼ってあるし、自分にも聞いて良いし、携帯でHPを見ても良いし、という環境なので彼らもその環境でうまくやっているようだが、このクラスに限らず、「プリントに丸をつけますか?」って聞いてくる学生がいる。

 

私的には、どちらでも良い。納得して答案を書いたのであればそれでいいし、人のを移しただけのものは自分があとでわからなくなるだけだし、どういうつもりで聞いているのかよくわからない。別のクラスで、丸つけして出すようにしたら、間違っていても丸になっているのが続出したことがあった。彼らは一体どういうつもりで丸つけしているのだろう。自分がもし学生なら数学が好きなこともあって、間違っていたら直してから出すし、解答例を見るとしても、どうしてそうなるのかの理屈の部分まで理解したいと思うけどなあ。

 

以前だったら最後にあれこれ話していたと思うが、ここ最近はそこまでしなくなった(時々はするけど)。結局、わかるわからないは自分がどうしたいかにかかっていると思うから。もっと楽しく学んでもらいたいなあって思うだけ。あとわからないことも含めて楽しむ余裕があるといいなあ。別にすぐわからなくてもいいじゃないか。